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2010年6月10日 (木)

小惑星探査機:「はやぶさ」が地球へ帰還す

★最後の軌道修正に成功
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100610k0000m040076000c.html

本日のNHK総合TVの「クローズアップ現代」で「探査機はやぶさ宇宙の大航海」と題して放送していたので視聴した。新聞記事では読んで、それなりに「奇跡の生還(帰還)」だ、「素晴らしい出来事」だと理解してはいたのだが、今回、NHKの番組で具体的な映像を見せられて、その技術的な対策に再度感動した次第である。

担当の川口淳一郎(はやぶさプロジェクトマネジャー)の絶対あきらめない(ネバーギブアップ)という精神に技術者の端くれの私としても感ずるものがあった。その思いがメンバー達にも届き、JAXAと民間企業の技術者の分け隔ての無い技術協力によって「はやぶさ」が軌跡的な帰還劇を成し遂げる事が出来たのだと思った。

現在は年金生活ではあるが、かつては「無線通信の専門家であり、情報技術を専門にする立場にあった者」としても「探査機:はやぶさ」の帰還は、あらゆる困難を克服することが出来た原因は日本の技術力と精神力にあると思っている。世界で始めてイオンエンジンを開発して実用化した事やあらゆるトラブルを想定した設計に感嘆している所である。

4組あるイオンエンジンが4年の耐久年数を越えた為、全て故障してしまった段階でプラスイオンの噴射だけが可能なエンジンが1台、マイナスイオンを放出可能なノズルが1本生きていることが判明したのであった。並列するエンジンの稼動部分を組み合わせて一台のイオンエンジンを再生させたことは驚嘆に値することであった。

その再生させたイオンエンジンで宇宙の大航海を終え、7年ぶりに地球に帰還するという。その日は3日後(13日)であり、オーストラリアの砂漠にカプセルだけが落下してくるというのである。「はやぶさ」の本体は大気圏へ突入時に焼損して消滅するという。なんと哀れで悲しい事ではありませんか。お産をして子供だけを残して亡くなられた母親のように、悲しくて涙なくして語れないのである。

しかし、カプセルの中に「イトカワ」の岩石の欠片が微量でも入っているのであれば今世紀最大の成果となるであろうし、7年に及んだ小惑星イトカワへの往復飛行を達成することになった探査衛星「はやぶさ」の本体の犠牲は残念だがあきらめざるを得ないことになろう。設計段階から地球への軟着陸は考えていなかったことからしても仕方がないことではあった。

今回の様にグループのリーダーが確固たる信念をもって進んでいけば、それを助けるメンバーが増え、奇跡的な事業を成し遂げることができるのである。日本国の首相も「はやぶさ」のリーダーである川口淳一郎氏のように「リーダーシップ」を発揮してくれれば、閉塞感を打ち破り、今後の国の方向が定まってくるのだが、国民を放置して、永田町の政治屋達が党利党略、互いの足引っ張り合い、スキャンダル合戦で明け暮れていたのでは失望感が募るばかりである。

いずれにしても、日本の技術力はいまだ健全であることが分かった。後は政府が事業仕分けと称して研究開発分野や技術応用分野の予算を勝手に削減しないことを切望する次第である。「スーパーコンピュータがなぜ世界一でなければならないなの?」と質問し、事業仕分けで名をはせた「某民主党女性議員」の発言は今でも脳裏に焼きついている。その議員様が菅内閣では特命担当大臣(行政刷新担当)を務めることになっている。

話は元に戻すが、「はやぶさ」の帰還に心血を注ぎ続けた「JAXAと各企業」の研究者および技術者達に万雷の拍手を送り、閉塞感に覆われた日本に明るいニュースをもたらし、希望を与えてくれたことに対して心から感謝を申し上げる次第であります。

(参考)
●「はやぶさ」は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機で、小惑星「イトカワ」の表面の物質(サンプル)を地球に持ち帰る「サンプル・リターン」が任務である。

●プロジェクトマネジャーの「川口淳一郎氏」は青森県弘前市の出身であり、私のマイミク仲間の同期生である。学生時代からコツコツと勉強するタイプであったという。

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