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2011年3月30日 (水)

先人達の教訓と知恵に学ぼう。

●此処より下に家建てるな…先人の石碑、集落救う(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110329-OYT1T00888.htm?from=navr

先人の教えや知恵は、人類が多くの経験や失敗から生み出されたものだと思うのです。「お婆ちゃんの知恵袋」などもその類に属します。また、「親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない」などもその部類でしょう。先人の教訓を守った岩手県宮古市の姉吉地区(12世帯約40人)では、今回の巨大津波でも全ての家屋が被害を免れたというのです。

しかし、戦後66年経過した現在では、アメリカの占領軍が100年先を見越して作った教育基本法による成果が出て「屁理屈と膏薬はどこにでも付く」のごとく、日本人が長い歴史の上に築いてきた良い慣習は廃れてしまったのです。その結果、過去に津波による被害を経験した人たちが少なくなるにつれて、先人の教訓よりも生活の利便性と居住性だけを重視するようになったのです。

特に戦後は、過去の津波被害を忘れ、高台よりも平地に居住することを選んでしまった市町村が多数になってしまいました。また、2010年2月27日15時34分(日本時間,現地時間では午前3時34分)ごろ,南米チリでマグニチュード8.7程度の地震が発生したときも、津波で避難指示や勧告が出た地域の住民のうち、避難所などで実際に避難が確認された人の割合はピーク時でも3.8%だったと消防庁の調査報告があります。

◆津波避難3.8%どまり チリ大地震で指示・勧告の地域
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:LuAKNru_VV8J:www.asahi.com/special/chile/TKY201003080453.html+2010%E5%B9%B4%E3%80%80%E3%83%81%E3%83%AA%E5%9C%B0%E9%9C%87%E6%B4%A5%E6%B3%A2%E3%80%80%E9%81%BF%E9%9B%A3%EF%BC%96%EF%BC%85&cd=6&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&source=www.google.co.jp

今回、想像を絶する巨大地震と巨大津波だったとは言え、「先人の津波被害教訓の無視」、「津波による避難指示に従わない」という人達が多かったことも死者や行方不明者を多数出す結果に繋がっていると思うのです。もちろん、防災避難訓練をやっていたとしても徹底していなかった嫌いもあります。

田老町の防波堤は、世界で最も大きいとされており、建設に45年を要し、長さは2600メートル、高さ10メートルでしたが、14メートル以上の高さの大津波によって破壊されてしまったし、「世界で最も深い防波堤」として知られた岩手県の釜石港沖にある、水深63メートルの長大な防波堤も簡単に破壊されてしまいました。これによって、甚大な被害を被ることになったのです。

ですから、大自然の脅威の前には、100%確実といわれる人工物は存在しないことが、改めて証明されました。危機管理意識が低い日本人と言われて久しいのですが、平和ボケしてしまった現在、人災と言われる「安全神話で有名な福島第一原発の原発の連続事故のこと」、「その後の事故処理が後手後手に廻ったこと」、「広範囲に放射能が飛散したこと」、「避難対策に一過性がないこと」などは、当然(東電)に予想されたことだったのです。

他国と違って、四面海に囲まれた海洋国であれば、危機管理教育、サバイバル訓練、海洋と船員、船舶などの教育を義務教育の中に取り入れるべきなのですが、なにしろ、「海岸国」であるために、船員の待遇も劣悪だし、日本船籍を持つ船舶は海洋博物館に行かないと見れないほどに衰退してしまっております。

そのため、「海の日」は毎年やってきますが、国民は海水浴やレジャーボート、遊漁船(釣り船)や漁船などを思い出す程度が関の山で、海外貿易に従事する船乗りや商船のことは全くと言って関心をもちません。

★随筆「海の日に思う」(1) 
http://www.jomon.ne.jp/~ja7bal/daysea.htm#umi1

加えて、戦後の一時期「地理」の教育が禁止されていたこともあり、本州の何処が青森県なのか、岐阜県と山梨県はどの辺、島根と鳥取はどうだ、兵庫県は日本海に面しているか、等と聞かれても的確に答えてくれる人は極めて少ないのです。世界地理になると言うまでもありませんが、絶望的な答えばかりになってしまいます。

テレビを見たり、新聞を読んだりしても分かりますが、偉い学者様の御高説である「安全」、「直ちに」、「影響が無い」、「プルトニウムは粒子が大きいから飛散しない」等と素人でもわかるような嘘を言っております。結局、頼れるのは自分以外にありませんから、色々なメディアを利用して放射能汚染に関する情報を取得し、できるだけ遠くへ逃げる方が宜しいかと思います。

政府は20km~30kmの範囲は「屋内退避」だとしましたが、物資を運ぶ人たちが被曝をおそれて、屋内まで食糧品や日用品などを届けなかったのです。その結果が「自主避難」となってしまいました。退避するにもガソリンや軽油がありませんし、食糧もありませんからどんな手段で避難すればよいのでしょう。歩けと言う事でしょうか。

日本国民は、不幸にして無能な政府や無責任な電力会社を持ってしまいました。暴動がおきても不思議ではない状況にありますが、戦後の教育と安保世代の退職によって、長いものに巻かれろが浸透してしまったことから、暴動もストライキも過去の遺物となってしまったのです。

東北関東大震災の影響により、東京電力の福島第一原子力発電所の水素爆発事故、放射能漏れ事故が発生してしまいました。当初から、原子炉内の核燃料棒の溶融は予想されたことでしたが、政府や東電、マスコミや御用学者達は2日程度前まで隠蔽し、国民を欺いてきたのです。まさに、戦時中の「大本営発表」をしていたことになります。

今回は「先人の教訓や知恵に学ぼう」と題して、宮古市の姉吉地区の住民が津波の影響を受けなかったと言うニュースを材料に記述してまいりましたが、東北地方関東大震災を教訓として、防災避難訓練、義務教育と危機管理教育の関係、港湾の整備、インフラの整備、情報通信運輸関係の整備、原発利用の再考、より安全なエネルギーの開発などについて考え直し、新しい日本の構造改革と被害地の復興を進めていただきたいと思うものです。

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